Life-ism

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オトナコドモとイネイブラー

離婚しました。わが家のことではありません(苦笑)。知人です。

大学生と高校生の子供が3人いて、最もお金がかかる時期ですが、幸いにも母親の実家は裕福でお金に困らないので、離婚に踏み切ることができました。

父親は、以前から婚外恋愛を繰り返し、今年になって組織のお金を着服したことが発覚。過去の婚外恋愛でも、今回の着服でも、周囲をひっかきまわして大いに迷惑をかけました。今回は、犯罪者となるべきところ、着服したお金を組織に返し、組織から離れることでゆるされたにもかかわらず、組織の人たちを逆恨みしているそうです。

父親が前科者となれば、子供たちの就職や結婚にもひびきます。だから、犯罪者とせずに済ませてもらえたことを、感謝もせずに逆恨みするとは、どこまでコドモなのでしょうか。年齢だけは大人になったオトナコドモ。離婚した母親は4人のコドモ(うち1人はオトナコドモ)を育ててきたのです。苦労が耐えなかったと思います。

でも、実はその母親にも問題があったかもしれないのです。

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オトナコドモとは、年齢は十分に大人なのに、何度も大きな失敗を繰り返しているにもかかわらず、何も学べず成長しない人のことです。

普通の人は、失敗からさまざまなことを学んで成長していきます。オトナコドモが失敗を繰り返しても成長しないのは、その人の代わりに始末をする人(たいてい親か妻)が側にいるからです。そのような人のことをイネイブラーと呼びます。

子供がやり忘れた宿題を代わりにやる母親。泥酔した夫を酒場まで迎えにいく妻。いずれもイネイブラーの素質を持っています。イネイブラーがオトナコドモの代わりに始末をする理由はただ一つ、世間体が悪いからです。オトナコドモの側には、たいてい親または妻(夫)として世間から評判の良いイネイブラーがいます。

イネイブラーがオトナコドモの側から物理的に消える、あるいはイネイブラーが始末するのを止めてオトナコドモに自分で始末させる、というふうにならないかぎり、オトナコドモはいつまでも成長できません。

世間に何と言われても、失敗を自分で始末する本人を温かく見守り、無事に始末をやりとげたことをねぎらうのが、家族の適切な寄り添い方と言えるかもしれません。