Life-ism

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ものを使い切ること

折しも巷では「ミニマリズム」や「シンプルライフ」と称した生活スタイルが流行していて、界隈で有名なブロガーさんが次々と本を出版するに至っています。書店に行くと、それらの本がズラーッと並んでいて、びっくりしました。

私自身も、ブロガーさんたちのブログから、情報を得たり、刺激をもらったりしていますが、「ここまで減らしました!」と、写真でみなさんに紹介できるほどではありません(苦笑)。「ものが多くはない」、「ほどほどに片付いている」という程度です。

けれど、刺激をもらった結果として私が良かったと思っているのが、「ものを使い切る」ということです。

昨年の秋から、着る服(下着を含む)を2組にして毎日交互に着る、という生活をしています。その結果はどうかというと・・・

○ 着る服を迷わないのはラク

○ 洗濯したてのものを着るのは気持ち良い。

○ 2組だけ買うのは経済的。

○ 洗濯して乾いたものはその夜か翌朝に着るのでタンスにしまわなくてよい。

そして、私にとって最も大きなメリットが「ものを使い切ることができる」ということだったのです。

私の場合、選択肢がたくさんあると、その中に「特にお気に入りのもの」と「あんまりお気に入りでないもの」が出てきます。そして、「あんまりお気に入りでないもの」は、使う機会が減っていく。気に入って買ったはずなのに、です。衣替えのたび、まだ傷んでいない「あんまりお気に入りでない服」を処分することに、いつも胸が痛んでいました。

けれど、着る服が2組しかなければ、選択の余地がありません。気に入っていようがいまいが、着心地がイマイチでも、色やサイズが合わなくても、着なくてはならない。そうなると、2組の服を買うとき、より慎重に吟味するようになります。そして、その2組の服を、シーズンが終わるまで、あるいは、繰り返し洗濯してダメになるまで、着ます。「着ない服」が存在しないのです。

「洗濯できなくて、乾かなくて、困るかな」という心配は、私の場合(秋冬に限っては)、ズボン1本、セーター1枚、ブラ1枚、靴下1組の予備があればOKでした。天気が悪い日は洗濯せず、前日と同じ服を着たことも。でも、前日と同じ服を着る気持ち悪さよりも、まだ傷んでいない服を処分する胸の痛みの方が、私にはつらいことでした。

また、長年一緒に暮らしたブラウン管テレビを、急に発色が悪くなった(赤色がほとんど出なくなった)という理由で先日買い換えたときも、ほぼ寿命まで使い切れたと思え、すがすがしい気持ちでテレビを見送ることができました。

ものを使い切るという決まりにすると、飽きたから、もう使わないからという理由では処分できません。また、流行遅れだから、新製品が出たからという理由で買い換えることもNGです。それでは、どんなものを選べばいいでしょうね・・・。

流行を追いたい人や、私のように飽きっぽい人は、下手に寿命が長いものを買わないのがいいのです。あるいは、「2組を交互に着る方式」のように、毎日愛用すれば寿命が短くなるので、ほどよい頃に寿命が来ます。

多くのものを持たない「ミニマリズム」や「シンプルライフ」という生活スタイルには賛成ですが、そこに「ものを使い切る」という視点も加えてみてはどうでしょうか。ものを寿命まで使い切ったとき、すがすがしいですよ。