Life-ism

生活者が発信しています。暮らしの知恵。こころとからだの健康。

物が生き返るとき

ぎっしりと、スカスカ。どちらが好きですか。

オヤッさんは、冷蔵庫の中がぎっしり詰まっているのが好き。私は、スカスカが好き。

オヤッさんは、冷蔵庫の中に食べ物がいっぱい入っていると安心するのだそうです。私は、冷蔵庫の中に食べ物がいっぱい入っていると、「これを全部私が調理して賞味期限が来る前に食べ切らなくてはならない」と考えてしまいます。オヤッさんは「食べる人」、私は「作る人」、という立場の違いから、考えに違いが出てくるのです。

その他、家の中にあるすべての物について、オヤッさんは「収納がぎっしり詰まっている方がいい。物はできるだけたくさんある方がいい」と考え、私は「収納がスカスカの方がいい。物はできるだけ少ない方がいい」と考えています。これも、オヤッさんは「使う人」、私は「管理する人」、という立場の違いから来る考えの違いです。

家じゅうの収納にたくさんの物をぎっしり詰め込んでいる人は、きっと、それらの物をほとんど管理できていないと思います。私自身も、前に住んでいた家の屋根裏に収納した物はまったく管理できていませんでした。頻繁に開ける引き出しや棚の物は把握しているけれど、手の届かない場所や特別なときしか開けない場所に収めた物は忘れるのです。

管理されていない物は、持ち主に使われず、そのうち忘れられます。死んでいる、といっても過言ではありません。持ち主が別の人だったら、毎日使ってもらって存分に寿命を活かせるかもしれません。

***

物を無駄死にさせないためにも、自分で管理できる数量の物を持つのがいちばんです。管理できない物や使っていない物は、それを使う人にあげれば、物が生き返ります。

私は、ジモティーというサイトを利用しています。お金のやりとりが発生するとトラブルの元になるので、0円で出品して取りに来てもらいます。車や自転車でさっと取りに来られる距離に住んでおられる方がほとんどです。

トンボがまだ幼かった頃にセーターかベストを編んでやりたいと買って、結局編めなかった毛糸10玉を出品したら、「認知症が始まった義母の唯一の趣味が編み物で・・・」というお嫁さんが取りに来られました。「こんなに良い毛糸を頂いてありがとうございます」と言われました。私も毛糸も喜びました。